History of Kameda Hospital
医療法人亀田病院は、昭和38年に父である前・理事長の蒲池愛文が開院し、亀田郡亀田町(現函館市亀田本町)に礎が築かれ、開設以来、およそ半世紀にわたり、函館市及び市内近郊の皆様のご理解とご協力・ご支援を受けて、地域医療に取り組んでまいりました。
昨今の少子高齢化や患者さまニーズの変化、さらには医療の多様化、疾病構造の変化等により、これまでのように、ひとつの病院で全てを完結する「病院完結型医療」から、各病院が個々の特性を発揮し、地域で病院・クリニックや介護施設などと連携して患者さまの診療を行う「地域完結型医療」への転換が求められております。
当法人においても平成21年5月亀田病院の新築移転後からは、リハビリテーション機能・回復期医療を整備し、亀田北病院では精神科・認知症疾患医療センターによる認知症などに対する取り組みをすすめ、同一敷地内には亀田北病院併設の介護老人保健施設グランドサン亀田及び居宅介護支援事業所を運営しております。また、平成25年9月に新たに複合施設のサービス付高齢者住宅亀田日和 (通所介護・訪問介護・訪問看護併設)を開設し、平成28年4月には函館市より委託を受け、函館市地域包括支援センター亀田を運営し、それぞれの施設が機能分担と連動し、複合的な医療介護を展開しております。
医療法人亀田病院の職員一同は、「患者さまと職員が共によかったと思える医療・介護を行います」という基本理念のもと、当法人の機能を地域で活用していただけるよう、地域の皆さまに予防から介護・在宅まで一貫した良質で利便性に富んだ、より優れた医療・介護を心を込めて提供させていただくことを目指し、今後とも、職員一同が結束して、健康・福祉の発展のため地域医療に取り組んでまいりますので、皆様のご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。