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ホーム » 診療科・部門紹介 » 認知症疾患医療センター » 認知症とは
脳の病気によって、記憶力や判断力が低下することで、日常生活に支障が出ている状態を認知症といいます。
認知症を引き起こす病気は多くあり、その症状もさまざまです。
認知症治療病棟では精神症状および行動異常が特に著しい重度の認知症患者さまを対象とした、急性期(2ヶ月)に重点を置いた集中的な入院治療を行うための病棟です。生活環境の変化や生活習慣が崩れることによる認知症状の進行をさけるため、生活機能回復訓練を行ない、認知症に伴う行動・症状の軽減に努めています。
アルツハイマ一型認知症に次いで多い病気。脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破裂したり(脳出血)して起こります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病や心臓病などきちんと治療し、規則正しい生活をすることで、発症や進行の予防が可能です。
本来存在しないものが見える幻視や、手足の震えや歩行障害(パーキンソン症状)などをともないます。
もの忘れよりも人格や行動の変化(万引きをする、同じ行為を繰り返すなど)、言葉の障害が初期から目立ってきます。
※その他、頭部のケガや病気など、さまざまな原因で発症します。
たとえば… 甲状線機能低下症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症(脳の中に血液や水がたまる)など
・体験の一部を忘れる
・日常生活への支障がある ※朝ごはんを食べたことを忘れている
物忘れがあると「もしかして認知症なのでは?」と心配される方も多いですが、加齢にともなう年相応の物忘れと、認知症の物忘れには違いがあります。(普通の物忘れ・・記憶の帯から体験の一部を忘れてしまう)
・体験や出来事の一部を忘れるが、体験の他の記憶 から忘れた部分を思い出すことができる
・物忘れをしたという自覚がある
・時間や場所、人物まで分からなくなることはない
(認知症の物忘れ・・記憶の帯から体験全体が抜け落ちる)
・体験や出来事の全体をまるごと忘れるので、ヒントがあっても思い出すことが困難
・物忘れをしたという自覚に乏しい
・時間や場所、人物などがわからなくなることがある
認知症には、認知症の中心となる症状の「中核症状」と環境、人間関係などさまざまな要因が絡み合ってあらわれる「行動・心理症状」があります。
・さっき聞いたことが思い出せない
・以前覚えていたはずの記憶が失われる
・時間や季節、場所などの感覚が薄れる
・道順などがわからなくなる(迷子になる)
・思考のスピードが遅くなる
・ささいな変化やいつもと違う出来事で混礼する
・料理を並行して進められないなど、自分で手順を考えたりすることができない。
・(能力の低下を自覚して)元気がなくなる
・(しまい忘れから)他人への物とられ妄想
早期の診断により、本人、家族が今度の生活への備えを早めに考えることができます。
正常圧水頭症や慣性硬膜下血腫によるものなど、早期に発見すれば、治療により改善が可能なものがあります。
アルツハイマ一型認知症には、進行をある程度遅らせることができる薬があり、早く使い始める事ことが効果的と言われています。また、血管性認知症では、生活習慣病の予防が進行予防につながります。
1日1,500mlはとりましょう
1日1,500キロカロリーを目安にしましょう
3日以上ためないようにしましょう
ウオーキンクなどで気持ちよく体を動かしましょう
1日1回は外出しましょう
3日以上ためないようにしましょう
多ければ多いほどいいですね
今認知法の経過は個人差が大きいですが、10年、20年、30年と長期にわたって進行していきます。初期の段階で、これからの暮らしに備えて本人と家族が相談し、対応しておくことが大切です。またかかりつけ医やケアマネージャ一など、支援してくれる人の力を借りましょう。
認知症になっても住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けるために、地域にあるさまざまな施設やサービスを上手に利用することは、家族の介護負担の軽減だけでなく、生活のリズムが整うなど本人にとっても大切です。通所介護 (デイサービス)等、介護保険のサービス利用にあたっては、要介護認定を受ける必要があります。また、介護サービス以外にも、市町村独自のサービスなどもありますので、お住まいの市町村の介護保険担当課や地域包括支援センターにお問い合わせください。
利用者が施設に通って、自宅で自立した生活を送れるように日常生活上の支援や機能訓練を行います。認知症の人に利用を限定した施設もあります。
ホームヘルパーが自宅を訪問し、身体の介護や家事の援助を行います。
施設に登録した人が、「通い」を中心に、「訪問介護」と「短期入所」を組み合わせて利用できるサービスです。
認知症の人が、介護職員の援助を受けながら家庭的な雰囲気の中、共同生活を送ります。
介護老人保健施設などの施設で医師の指示に基づいて運動器や口腔機能向上のリハビリテーション等を行います。
医師の指示に基づいて、看護師や保健師等が自宅を訪問して症状の観察や、栄養面の管理などの医療的なケアを行います。
介護者の病気や仕事、休息などのため特別養護亮仁ホームや介護老人保健施設に短期宿泊し、介護や機能訓練等のサービスを受けます。
自宅で住み続けるために、手すりの取り付けや段差の解消などの改修費 (20方円まで)への一部助成や車いすや介護用ベッドなど在宅生活に必要な用具のレンタルを行います。
(公社)認知症の人と家族の会作成 「家族がつくった認知症早期発見のめやす」より
電話
フリーダイヤル 0120-010-701
受付時間
9時00分〜12時00分・13時00分〜17時00分
休診日
土曜日・日曜日・祝祭日・12月30日〜1月4日
亀田北病院は1987(昭和62)年、亀田病院の分院(精神科)としてスタートしてから1998(平成10)年の増改築を経て今日に至まで、地域の精神科医療に大きな役割を果たしています。
現在、病床数398で診療科・心療内科・内科・リハビリテーション科・放射線科から成り、精神疾患や心の病気、認知症を中心に診療し、関連施設との連携・協力のもと皆様から信頼され地域に役立つ病院として努力しています。