Internal medicine
せき、たん、息切れ、胸痛と言った肺の病気や呼吸器症状を有する患者さまに対して質の高い専門医療を提供しております。
症状の強さや頻度を参考に、吸入ステロイド薬を主体とした標準的治療を行っています。また、環境アレルギーなどの原因検査も必要に応じて行っています。 患者様が納得して治療を続けられるよう、喘息の病態・治療の方針に関してもパンフレット等を用いて適切に理解していただけるように努めています。
高齢者や喫煙者では、せき、たん、息切れの原因にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が関与している可能性があります。タバコの煙などによる肺の慢性炎症が原因とされており、肺気腫、慢性気管支炎、気管支拡張症等の疾患を包括してCOPDと呼んでいます。 初期症状が軽く、呼吸機能検査やCTで検出され、わかることもあります。これらの疾患は、禁煙が進行防止のために最重要ととされており、当院でも早期発見、早期禁煙のために、禁煙指導もあわせて行っています。 また、症状が進行してしまった方には、禁煙のみならず、薬物治療により症状の軽減が可能であるため、最新の知見に基づいて、治療方針を患者様と相談しながら進めていきます。 不幸にも病状の進行が著しく、日常生活に支障をきたす方には、呼吸リハビリ、在宅酸素療法の適応を判断し、最適な治療が受けられるよう支援しています。
この疾患の恐ろしいところは、単にいびきや寝不足にとどまらず、高血圧や狭心症、心筋梗塞などの隠れた原因になって突然死などをひき起こすことがあるということです。 さらに、日中に眠気が強く出るため、交通事故や仕事の効率が悪いなどの障害もあります。 いびきや無呼吸を指摘されても、仕事の都合で検査や受診をしていない方は、非常に多いのではないかと思います。 当院では、一泊入院にてアプノモニターという検査を行っており、これまでの入院例では、高率で睡眠時無呼吸症候群と診断されています。 治療は、睡眠時にCPAPという鼻マスクを装着する方法があります。 検査、治療に関しては、不安のないよう詳しい説明を行っています。
日本人の癌による死亡は、男女とも肺癌が1位を占めています。私どもは、癌拠点病院で肺癌の診療経験を重ねてきましたが、年に1〜2回の胸部レントゲン写真を撮ることの重要性を多くの方に認識してもらいたいと思っています。 なぜなら、肺癌初期は全く自覚症状のないことが多く、数ヶ月から数年の期間を経て症状が現れると、すでに進行していることが多いからです。 手術療法、化学療法、放射線療法などの進歩で生存率は一昔前より延びたとはいえ、まだまだ早期発見できなければ生命予後が厳しい疾患であるため胸部写真を1年以上とっていない方には受診時にレントゲンをとることをすすめております。
急性心不全、呼吸不全などで人工呼吸器の装着が必要な状況や神経・筋疾患などで長期の人工呼吸器装着が必要な患者さんに対しても、随時対応しています。現在、人工呼吸器は5台にて運用していますが、その他必要に応じて、非侵襲的陽圧呼吸器であるBiPAPでの治療も行っています。
様々な症状でお困りの方が多くいらっしゃいます。
1つでも該当する症状がありましたら、お早めにご相談ください。
理事長
かまち まさふみ
平成元年 北海道大学医学部医学科卒業
内科・呼吸器内科
日本内科学会認定総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
かまち あつこ
平成元年 北海道大学医学部医学科卒業
内科
呼吸器内科
医学博士
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医