園では職員に向けて毎年救命に関する研修を行っておりますが、今年度は特定非営利活動法人
救命のリレー普及会 代表の田中さんにお越しいただき、乳児・小児の救命手当講習を受けました。
今回は乳児4体、小児4体の人形を使って、実際に心肺蘇生やAEDを用いて救命訓練を行いました。
まずは倒れている人の意識を確認。
乳児の場合は、足の裏を指先でトントンと刺激し
反応があるか確認をします。
そして、誰か周りに手伝ってくれる人がいるか
協力者を求めます。
その後すぐに気道確保し、呼吸の確認をします。
次に人工呼吸、胸骨圧迫を約2分間実施します。
乳児の場合は小児や成人と違って肺も小さい為、強く息を吹き込むと肺が破裂してしまう恐れがある為、吹き込む息の量を注意します。
訓練用の人形にはメーターもついている為
正しくできているかわかるようになっています。
それぞれ実際に乳児と小児と圧迫の深さや
息の吹き込み方などを比べながら
人工呼吸や胸骨圧迫を行うことができました。
続いて、心肺蘇生を行っている間にAEDが
到着した際、実際にAEDを使用して、
パッドの取り付け方~AEDの使用方法について
教えてもらいました。
もう一度、意識の確認~気道の確保~
呼吸の確認~人工呼吸~胸骨圧迫~
AEDまで順番に一通り行い再確認を行います。
実際は救急隊員が到着するまで、人工呼吸~
胸骨圧迫~AEDまでをくり返し行います。
救命講習の後は、食べ物や薬を服用した時、昆虫に刺されて毒などが体内に入った時に起こりえる激しい急性のアレルギー反応(アナフィラキシー)が起きた際の一時的な補助治療剤であるエピペンの取り扱い方について教えてもらいました。
今回は講習の為、練習用のエピペンを使用し、
一人一人練習を行うことができました。
全講習終了後は、感謝の意を込めて園より
感謝状を贈らせていただきました。
この度は、乳児・小児の救命講習および
エピペン講習を引き受けて下さり、
本当にありがとうございました。
日頃から小さな子供たちの命をお預かりする
保育園として、いざという時には今回の講習で
学んだことを活かしきちんと対処できるよう
今後も訓練をしていきたいと思います。