まず、東日本大震災に被災されたすべての皆様へ心よりお見舞い申
し上げます。
厳しい状況が続いておりますが、私達にも出来ることは無いかと考
え、臨床検査技師の目線から災害時に気を付けておきたいことをま
とめてみました!
避難所では衛生状態や低体温に加え、大勢の方と生活していく為、
感染症やエコノミー症候群にも気を付けなければいけません。
これらについて、簡単な説明と予防策を紹介したいと思います。
1.低体温症について
低体温症は体の中心の温度が35度まで下がることをいいます。
が、それよりも体温がどんどん下がっていくと心停止につなが
ることもあり危険です。
予防策ですが、慌てて手足を温めると急激に心臓に負担がかか
ってしまう為、やけどに注意しながらペットボトルにお湯を入
れて脇、股、首に当て、ゆっくりと体の中心から温まるように
すると良いです。
2.感染症について
避難所のように大勢の人が集まる場所では、インフルエンザや
ノロウイルスにも気を付けていただきたいですね。
水が貴重になる為手洗い・うがいは難しいと思いますが、ウェ
ットティッシュを代用するのも有効だと思います。
ノロウイルスを疑う場合は、キッチンハイター等の塩素系消毒
液を500mlのペットボトルのキャップに半分入れ、それを
500mlの水と混ぜた消毒薬で汚れたところを拭けば、感染
予防になります。
3.エコノミー症候群について
別名→深部静脈血栓症といい、出来た血栓が血液に乗って肺塞
栓症を引き起こすと、呼吸困難や胸痛、重篤な場合は心肺停止
に陥ることもあります。
2004年の新潟中越地震では、自動車の中で避難生活を送る
人たちの中にエコノミー症候群の疑いで死亡するケースが相次
いだそうです。
予防法としては、同じ姿勢を取り続けないこと、時々下肢を動
かすことが大事です。
以上の事を、災害時の予備知識として頭の片隅に置いていただける
と幸いです☆
